ロシア軍はウクライナ東部制圧に向けて戦力再編を継続=ウクライナ軍参謀本部

ウクライナ軍参謀本部は、ロシア侵略軍がウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州全域の完全なコントロール確立を目指して戦力再編を続けているとの見方を示した。

参謀本部広報室がフェイスブック・アカウントにて発表した(テキスト動画)。

参謀本部は、「占領者は、ドネツィク・ルハンシク両州領土の完全なコントロール確立に向けて、私たちの国家東部への侵攻に向けた準備を継続している」と伝えた。

その他発表によれば、ポリッシャ方面(北西部)では、敵の積極的な行動なし。ウクライナ領から撤退した部隊は、引き続きベラルーシ領に駐留。

スロビダ方面(北東部)では、ロシアはハルキウへの集中的砲撃と部分的封鎖を継続。シギントを強化。露ベルゴロド州にてロシア軍は、他の作戦地域から移動してきた部隊のために野戦キャンプを展開。

イジューム方面は、敵はブラジュキウカ、スリヒウカ方面へ侵攻。成果なし。

ドネツィク方面は、敵は襲撃を継続。主な目標は、ルビージュネ、ニージュネ、ポパースナ、ノヴォバフムチウカの制圧及びマリウポリの完全コントロール確立。

ピウデンニー・ブフ(南ブフ)川方面では、敵は諜報活動を強化。クリミア半島領からオデーサ州自治体へのミサイル攻撃継続。

ドネツィク・ルハンシク両州では、ウクライナ軍は、敵の襲撃を7回撃退、戦車9両、装甲車7台、車両5台破壊。

ウクライナ空軍は、過去24時間でヘリ2機、無人機1機、巡航ミサイル1個破壊。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシア軍による全面的侵略が継続している。

写真:参謀本部