アブラモヴィチは宇露和平協議における効果的な仲介者=宇側協議参加者

ウクライナ・ロシア和平協議にウクライナ代表団の一員として参加しているポドリャク大統領府長官顧問は30日、ロシアの大富豪アブラモヴィチ氏は協議代表団間の効果的な仲介者であると発言した。

ポドリャク氏が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた

ポドリャク氏は、「彼(アブラモヴィチ氏)は、代表団の間の極めて効果的な仲介者だ。つまり、彼は、部分的にプロセスを調整している。出力時に何らの誤解もないようにするためである。つまり、一方が何かを述べる時に、他方が異なる形で受け取ることのないようにしたり、協議プロセスのロジスティックの観点から(調整したりしている)」と発言した。

また、アブラモヴィチ氏が毒を盛られたことがあるという報道について、ポドリャク氏は、それは陰謀論的な説であり、代表団に圧力をかけて、協議の内容に集中することを邪魔するためのものだろうと指摘した。

これに先立ち、民間調査報道団体「ベリングキャット」のメンバーが、3月上旬にウクライナ・ロシア協議に参加した代表団のメンバー3人が化学兵器中毒の症状を感じた、その一人はロシアのオリガルヒ(大富豪)ロマン・アブラモヴィチだったと発表していた。

さらに、中毒症状を感じたもう一人は、ウクライナ代表団に加わるルスラン・ウメロフ最高会議(国会)議員だったと報じられた。

他方、ウメロフ議員は、フェイスブック・アカウントにて、同情報を否定し、自身は元気だと伝えていた。