22日、マリウポリ市民を7000人強避難 露軍は非常事態庁職員等を拘束=ウクライナ副首相

ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は22日、同日7000人以上のマリウポリ市民を救出することができたと発言した。

ヴェレシチューク副首相が同日夜の動画メッセージで伝えた。一時的被占領地再統合省広報室が伝えた

ヴェレシチューク氏は、22日はマリウポリ市民の避難のための人道回廊に全ての活動が集中されたと伝え、同日合計で7000名以上の同市市民が救出されたと伝えた。

同氏は、ベルジャンシクまですでに辿り着いていた同市市民1100人以上が避難できた他、マリウポリからザポリッジャまでの人道回廊を通じて、同日約6000人の市民が自家用車を使って避難できたと報告した。

また、ベルジャンシクまでは人道支援を運ぶことができたと報告した。

同時に同氏は、ロシア占領軍からの合意違反がまた生じたとし、市民避難用に向かわせたバスがマンフシュ町で奪われた他、占領者が国家非常事態庁の職員4名と運転手11名を人質に取ったと伝えた。これを受け、ウクライナ側は現在国際赤十字委員会(ICRC)と国連に対し、これらの人物の緊急解放のための行動を取るよう要請したとのこと。

写真:Stringer, Anadolu Agency