96歳のブーヘンヴァルト強制収容所経験者、ハルキウにて露軍ミサイル攻撃で死亡

ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、ナチスドイツの設置したブーヘンヴァルト強制収容所へ収容された経験を持つ96歳のハルキウ市民、ボリス・ロマンチェンコ氏がロシア軍のミサイル攻撃により死亡したと伝えた。

イェルマーク長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた

イェルマーク氏は、「彼はボリス・ロマンチェンコという。96歳の、ナチスのブーヘンヴァルト強制収容所の囚人だった人物だ。しかし、2022年、ハルキウ市の自宅アパートにて、ロシアのミサイルによって亡くなった。これがやつらのところで『非ナチ化』と呼ばれているものだ」と書き込んだ。

同氏は、ロシアの残虐性は今や全世界が目にしているとし、ロシアは嘘を利用して犯罪を覆い隠しながら、ウクライナを根絶しようとしているが、文明世界はウクライナの側についていると指摘した。

さらに同氏は、ロシアには未来はないと確信していると書き込んだ。同時に同氏は、ウクライナ人は勝利し、戦争前よりも強くなり、成功するだろうとの確信を示しつつ、西側諸国はロシアを止めるために、今より迅速に行動しなければならないと強調した。