ロシア、ウクライナ首脳陣殺害を目的に新たに傭兵を投入=宇軍事情報機関

ウクライナ軍の情報機関は、ロシア側はゼレンシキー大統領などウクライナ首脳陣の殺害を目的に、新たに傭兵をウクライナ国内に投入したと発表した。

20日、ウクライナ国防省情報総局がフェイスブック・アカウントにて発表した

発表には、「今日、プーチンに近いロシアのプロパガンディストであり、民間軍事会社『リーガ』(旧「ワグナー」)の所有者であるイェウゲーニー・プリゴジン氏と関係のある新たな戦闘員集団がウクライナへ到着し始めた。犯罪者たちの基本的課題は、ウクライナの軍事・政治首脳陣の殲滅である」と書かれている。

情報総局は、プーチン氏個人が、数少ない信頼する人物の一人に新たな攻撃実施命令を出したとしつつ、これまでの同様の試みは全て失敗してきたと指摘した。

敵の主要な対象は、ゼレンシキー大統領、イェルマーク大統領府長官、シュミハリ首相だという。

情報総局はまた、「ロシア占領者は、対ウクライナ全面侵略において定めた課題を達成できないまま、ウクライナ政権の活動不安定化、社会のモラル低下、抵抗運動の調整解体、ウクライナの国際連携への制止を試み続けている。私たちの国の幹部の暗殺組織は、占領者の戦略の一部だ」と強調した。

同時に同局は、ウクライナ軍、特殊機関、治安機関は、敵の計画をよく把握しているとし、「私たちは、侵略者を前衛でも後衛でも撃退する準備がある。いかなるテロ攻撃も成功しない」と強調した。