15日の人道回廊を利用した避難者約3万人 マリウポリからも2万人避難=ヴェレシチューク副首相

ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領下再統合相は15日、同日のロシア軍の攻撃の激しい自治体から人道回廊を利用した避難者数は2万8893人だと発表した。

ヴェレシチューク副首相が動画メッセージで報告した

ヴェレシチューク氏はとりわけ、同日はマリウポリ市から自家用車4000台以上により約2万人が避難できたと報告した。

その他、スーミ州では、計8533人が避難(スーミから6950人、トロスチャネツから140人、レベディンから113名、ショストカから166名、コノトプから1084名)、ハルキウ州では、オスキル心理神経学学校から320名が避難したと伝えられた。

他方で、マリウポリ市へ向かう予定の人道支援物資を乗せた車列は、ロシア兵によりベルジャンシク市にて止められたままだという。

また、キーウ州の複数自治体からの避難は、ロシア軍の体系的な停戦違反により実現しなかったと発表された。

さらに、16日は、キーウにて一日中外出禁止令が発令されることから、キーウ州での避難は行われないと報告された。

ティモシェンコ大統領府副長官は、テレグラム・チャンネルにて、同日マリウポリから人道回廊を利用して自家用車にてザポリッジャに到着した人たちの動画を公開した。