ゼレンシキー宇大統領、国民に対して抵抗を弱めないよう呼びかけ

ゼレンシキー大統領は12日、ウクライナ国民のロシア侵略軍に対する抵抗は歴史に刻まれたことは間違いないと述べつつ、その抵抗を弱めないようにと呼びかけた。

ゼレンシキー大統領が昼の動画メッセージにて発言した

ゼレンシキー氏は、「ウクライナ人よ! 私は、あなた方が私の考えを正しく理解して欲しいと思っている。私たちは、とんでもない成功を達成した。ウクライナの人々全体による侵略軍へと抵抗する姿は、すでに歴史に刻まれた。しかし、私たちは、防衛の集中度を下げるわけにはいかない。どんなに困難であろうと、自らの抵抗のエネルギーを下げるわけにはいかないのだ」と発言した。

同氏は、敵はウクライナ領へとさらに車列や、予備兵、徴兵された兵、傭兵などの兵力を投入していると述べ、「彼ら(ロシア)は、数で私たちを倒そうとしている。兵士や機材の数でだ。私たちを、私たちの勝利への信念を、ウクライナへの信念を破壊するためにテロを用いている。私は、彼らがうまくいかないことを確信している。それは彼らに成果をもたらさない。しかし、彼らが失敗するには、私たちがまだ戦わなければならない。まだ集中しなければならない。まだ私たち皆、ウクライナ人皆が、集中して私たちの国の防衛のために働かねばならない。国内対立なく、互いに支え合って共に働かなければならない。国全体、ウジホロドからメリトポリまで、チェルニヒウからマリウポリまで、リヴィウからハルキウまで。そのようにして、すでに17日間の戦争の中、私たち皆が行動しているのだ」と強調した。

なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略が続いている。