激戦続く東部マリウポリ 「彼らは私たち住民を殲滅したがっている」=市長

ロシアによる侵略の続くウクライナの東部ドネツィク州マリウポリでは、3月2日、ロシア軍による激しい攻撃が行われた。ボイチェンコ市長は、「ロシア侵略者は、住民を殲滅したがっている」と発言した。

2日、ボイチェンコ市長がテレグラム・チャンネルにて報告した

ボイチェンコ氏は、「マリウポリ市民よ! 今日は開戦後7日間で最も困難で最も残酷な日だった。今日、彼らは私たちのことをただただ殲滅したがっていた。しかし、私たちの親愛なるウクライナ軍、国家警護隊、アゾフ連隊が、私たちの住居を攻撃し、私たちを殺している人々に尊厳ある反撃を加えた」と発言した。

同氏はまた、残念ながら、市の重要インフラがまたしても破壊されたとし、「わたしたちはまたも電気がない。また水がない。暖房も引き続きない。しかし、明日、太陽の閃光が出てきたら、私たちの英雄的な公共サービスやDTEK社が重要インフラ回復のためにやってくるだろう。私たちに電気と水が現れるように。安定した電話通信が回復されるように」と発言した。

さらに同氏は、市民に対して、「あなた方は偉大な英雄だ。私たちは、今日私たちの自由のために戦っている。自分たちの大地のため、故郷マリウポリのためだ。私たちは、誰も攻めていない。私たちは家にいる。つまり、私たちには神がいる。私たちには真実がある。だから、私たちには勝利が現れるのだ」と強調した。

同氏は、3月2日15時時点で、マリウポリはすでに14時間ロシア軍の砲撃を受け続けており、その間、民間人が42人負傷したと伝えた。