キーウ市地下鉄の現在の避難者約1万5000人

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ウクライナ首都キーウ(キエフ)市の地下鉄では、現在最大1万5000人が避難し、シェルターとして利用している。市内の地下鉄には、最大10万人まで収容可能。

ブラヒンシキー・キーウ市地下鉄総裁がフェイスブック・アカウントにて伝えた

ブラヒンシキー氏は、「私たちのチームは、疲弊しているが、無実の民間人の命を救うためにあらゆる可能なことを行っている」と発言した。

同氏は、国内外の報道機関に、民間人避難用の地下鉄シェルターの様子を紹介したとし、「地下鉄は、戦争初日から、移動手段としても、シェルターとしても稼働している。駅には、水も衛生設備もあり、食べ物の供給や、可能であれば医薬品の供給もある。多くの人にとって、すでに戻るところはなくなっている。数メートル地下に潜って進んだところが、彼らの唯一の家となったのだ。何千もの人にとって。それは誇張ではない。現在、最大1万5000人が避難している。このインフラは、最大10万人が収容可能だ」と発言した。

同氏はまた、現時点では地下鉄は移動手段としても稼働しており、夜間外出禁止の時間帯はシェルターとしてのみ機能していると伝えた。

さらに同氏は、人々に、暖を取るための物、食べ物を持ってきて、周りの人と助け合い、特に小さな子供を連れた女性と高齢者を助けてあげるよう呼びかけた。

同氏は、「今、私たちは皆、一つのウクライナの家族だ! 私たちは、世界最大の侵略者から自らを防衛しており、世界のパートナーたちが私たちを支えてくれること、一緒に勝利することを信じている!」と強調した。

これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日未明、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。