ウクライナ政権はロシアの計画をずっと前から理解し、準備していた=安保会議書記
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は1日、ウクライナ政権はロシア連邦のウクライナに対する占領計画をずっと前から理解していたのであり、今回のような情勢展開への準備はできていたと発言した。
ダニーロウNSDC書記が国営テレビ「ラーダ」出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ダニーロウ氏は、「私たちは、ロシア人がそういうことを行うということははっきり認識していた。私たちは、何のことか理解していた。私たちは、それをかなり前から理解していた。私たちは、それに向けて準備していた。私たちにとって今回のことが予期せぬことだったと言うことは、私にはできない。さらに言えば、戦争が朝5時に始まると、5時15分には大統領のそばにNSDC代表者全員がすでに集まっていた。なぜなら、私たちは準備ができていたからだ。私たちは、それが起こり得るという情報を有していた。しかし、完全には信じていなかった。私たちは、もしかしたらベラルーシから(の侵攻)はないのではないかと思っていた。非常に残念ながら、それは起きてしまったのだ」と発言した。
さらにダニーロウ氏は、ウクライナ軍は強固で、国家を守る準備があり、軍・政治幹部は機能しており、安全保障・国防関係機関の全ての代表者が活動していると強調した。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。