ロシア軍はキーウの更なる包囲のために部隊を集結させている=ウクライナ軍参謀本部

ウクライナ軍参謀本部は、ロシア占領軍は引き続きウクライナ首都キーウ(キエフ)の包囲を目的に部隊を集結させていると伝えた。

軍参謀本部がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「敵は、ウクライナへの侵略を継続している。その基本的努力は、キーウ市包囲を目的に、ポリッシャ作戦方面とシヴェル作戦方面へと集中して向けられている。ポリッシャでは、敵は、自らの部隊を増強している。ロシア軍東部軍管区第36軍は、ブチャ、カピタニウカ、ビロホロドカ方面へと進軍している。テテリウ川、イルピン川の浮橋や、占領軍のための物質技術的補給のために、ベラルーシ領からチョルノービリ方面へと技術部隊が移動してきている」と書かれている。

また、ロシア軍が相当の燃料・食料不足を感じているとあり、そのため軍事輸送車をウクライナ領内のロシア軍に送るためにベラルーシの鉄道インフラが活用されていると伝えられた。

ロシア中央軍管区の部隊は、ボリスピリとイチニャ方面の移動を継続。

チェルニヒウでは、敵は同市の占拠に失敗した後、同市を迂回して、イヴァニウカ・コゼリツャ方面へ向かっているとのこと。

南部(タウリヤ地方)では、敵は侵攻を継続しており、ヘルソン・ミコライウ方面での侵攻のための部隊再編成を行っているという。大隊戦術群2個がメリトポリ・ヴァシリウカ方面で侵攻を継続、一部はベルジャンシク・マリウポリ方面へ侵攻しているという。