米イェール大学の研究者、ロシアが連れ去った300人以上のウクライナ児童を特定

米イェール大学の研究者、ロシアが連れ去った300人以上のウクライナ児童を特定

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は3日、米イェール大学の研究者たちが2022年2月からロシアが連れ去ったウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州のウクライナ児童数百人を特定したと報告した。

ゼレンシキー大統領がXアカウントで伝えた

ゼレンシキー氏は、「ロシアのウクライナとウクライナ人に対する戦争犯罪を示すもう1つの確かな証拠が、イェールHRL研究である。イェール大学は、ロシアが2022年2月から拉致したドネツィク・ルハンシク両州のウクライナの児童数百人と、彼らの滞在先、追放ルートを特定した」と発言した。

また同氏は、148人の児童がすでにロシアの子供保護データベースに登録されており、その内42人がすでに養子縁組、後見人への委託、ロシア人親権者の指定を受けており、さらに166人の児童がロシアの家庭に入れられていると伝えた。

そして同氏は、「この報告書は、ウクライナ人のアイデンティティを消し去ろうとする、ロシアの行動規模と、同国のその方面の政策がいかに体系的であるかを全世界に示している」と指摘した。

さらに同氏は、ウクライナは児童たちを帰国させ、凶悪犯罪の責任者が全員処罰されるよう、常に作業を行っていると強調した。

また同氏は、「これは困難な課題だが、しかし私たちは全力を尽くしており、私たちは、支援してくれている皆、全ての国、組織、政治や社会のリーダーに感謝している。力を合わせてのみ、ロシアがこのような規模で犯した正義を回復すること、ウクライナの児童の未来を守ること、彼らを故郷に返すことが可能なのだ」と強調した。

なお、3日、イェール大学公衆衛生大学院(YEPH)人道研究ラボ(HRL)は、ロシアによるウクライナ児童の強制養子縁組プログラムに関する報告書を発表していた

また、4日、ザリウナ宇大統領府長官報道官は、国連安保理会合にて、ロシアがどのように連れ去ったウクライナ児童の身分証明書を改ざんしているかを報告している


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