ウクライナの汚職捜査機関幹部に「盗聴器」設置の試み=機関トップ
ウクルインフォルム
ウクライナの政権高官の汚職犯罪捜査に特化した機関「国家汚職対策局(NABU)」のクリヴォノス局長は10日、同国のある法執行機関が、NABUの部隊長に対して盗聴機器を設置しようとしたことを明かした。
クリヴォノスNABU局長が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クリヴォノス氏は、「つい数週間前、防衛分野の汚職捜査を担当する(編集注:NABUの)部隊長が自身の電気機材を設置していたところ、ある法執行機関の職員らが裁判所の決定もなしに、完全に違法な形でそこに(編集注:盗聴用の)機器を設置した」と述べた。
また同氏は、これが「プライベートな生活上の秘密を侵害し、何のためかも分からぬ証拠を収集しようとする忌まわしい手法だ」と指摘した。
同氏はそして、本件の背後にいる人物の名前や組織を把握していると明言した。同氏はまた、「彼らは、私たちが彼らのことを知っているということを既に知っている」とも述べた。
同氏はその上で、このようなエピソードは、過去3週間で強まっている汚職対策機関への圧力の一環だと指摘した。同氏はその際、「過去3週間、私たちの広報室からメディアモニタリング結果を受け取っているが、私たちが何度も話題にしてきた人々(編集注:NABUの複数の捜査官のこと)に対する誹謗中傷の波が再び押し寄せている。これと並行して、コンプロマート(編集注:信頼を落とすための情報)や証拠、あるいはそれが一体何なのかも分からぬものの収集が続けられている」と伝えた。