露占領裁判所、ウクライナの楽曲を歌った「ミス・クリミア2022」に「有罪判決」

露占領裁判所、ウクライナの楽曲を歌った「ミス・クリミア2022」に「有罪判決」

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一時的被占領下ウクライナ領クリミアの占領政権の「裁判所」は、ウクライナの人気楽曲「ああ、草原に赤いガマズミが(Ой у лузі червона калина)」の演奏により、「ミス・クリミア2022」の受賞者オリハ・ヴァリェイェヴァ氏とその友人に対して有罪判決を言い渡した。

ニュースサイト「真実のクリミア」が報じた

報道には、「ロシアの(占領)裁判所は、ウクライナの楽曲『赤いガマズミ』の演奏により、『ミス・クリミア2022』のオリハ・ヴァリェイェヴァ氏に対して4万ルーブル(編集注:約9万8000円)の罰金支払いを命じ、また彼女の友人には10日間の逮捕を判決した」と書かれている。

占領政権「裁判所」は、両名がロシア軍の「信頼を失墜させ」「ナチスのシンボルを示した」罪があると指摘したという。

ヴァリェイェヴァ氏に対して罰金刑となったのは、同氏に未成年の子供がいるからだという。

なお、被占領下クリミアでは9月にも、バフチサライ市の結婚式でウクライナの愛国的な楽曲『ああ、草原に赤いガマズミが』を使用したことから、ロシア占領政権「裁判所」により6名の市民が行政処罰を受けている

クリミアのアクショーノフ露占領政権「首長」は、最近、クリミアにてウクライナの楽曲を流す結婚式について言及し、参加者たちは刑罰を受けるだろうと脅迫していた。

楽曲「ああ、草原に赤いガマズミが」は、ロシアの対ウクライナ全面的侵略を受けて、ウクライナのミュージシャン、アンドリー・フリウニューク氏が領土防衛部隊に参加した際に、ソーシャルメディアに自身が同曲をキーウ・ソフィア広場で歌う動画を公開したことで、ウクライナの人々の間で人気となったもの。


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