米国は6月までに戦争を終わらせたがっている=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領が記者団とのやり取りの際に述べた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「米国側は、当事者らに対して今年の夏の始まりまでに戦争を終結させることを提案しており、おそらくそのようなスケジュールに従って当事者らに圧力をかけていくだろう。なぜ今年の夏なのか? 私たちは、米国の国内問題が影響を及ぼしており、おそらくそれが、彼らにとってより切実なものになっていくと理解している」と説明した。
また記者から、戦争の終結に失敗した場合、米国が交渉プロセスから離脱する可能性があるかと質問されると、ゼレンシキー氏は、「正直に言うと、交渉チームからはそのようなことは聞いていない。もちろん、米国が離脱しないことが望ましい。私たちにとっては、それが望ましい。私は、ロシア側にとっても、現時点では米国が留まることが必要だと思う。私の見解では、だ」と答えた。
また同氏は、夏の始まりという期限は、米国議会選挙に向けた選挙キャンペーンの開始に起因するものだと指摘した。そして同氏は、「彼らにとってはおそらく、議会という別の優先課題が生じるのだ。私たちもあなた方も、彼らは全ての時間を国内プロセスである選挙や、米国社会の世論の変化に充てることになるのは理解していよう。彼らにとっては、選挙の方が間違いなく重要なのだ。ナイーブになるのはやめよう。彼らは6月までに全てをやり遂げたいと述べており、戦争がそのように終わるように、あらゆることを行っていくだろう」と指摘した。
また同氏は、ウクライナは米国に対し、戦争終結に関する文書を採択するための、段階的な計画を提案していると述べた。同氏はその際、「私たちは以前から米国側に対し、真に明確な『逐次計画』(シークエンス・プラン)を持つよう提案してきた。どのタイミング、どの段階で、当事者たちが何に向かうのかにつき、皆が理解できるようにするためだ。戦争を長引かせないためだ。なぜなら、私たちは本当に戦争を終わらせ、安全を保証したいと考えているからである。それだけだ。もしロシア側が本当に戦争を終わらせる準備ができているのなら、どのような期限で行うかを確定させることが実に重要となる」と発言した。
同氏は加えて、米国側からは、戦争終結に関する全ての合意文書に「ほぼ同時」に署名するというイニシアティブが出されていると指摘した。その際同氏は、「完全に同時にとは言わないが、彼らは同時だと言っている」と伝えた。
その他同氏は、安全の保証の基盤となる文書についても言及し、現在それは以下の4つからなると説明した。
1:ウクライナと米国の間の安全の保証に関する協定。
2:「有志連合」創設に関する協定。ゼレンシキー氏によれば、この文書は全ての参加国の議会で批准されなければならない。
3:20項目からなる和平計画により定められるウクライナの欧州連合(EU)加盟。「EUとの間で合意と行動マップがもうなければならない。それは、ウクライナが『早期加盟』(ファストトラック)を得て、それがウクライナと欧州全体の安全の保証として真に機能し、ロシアによって侵害されないようにするために、何を迅速に行うべきかを示すものだ」と説明した。
4:これら3つの文書を関連付ける、短い枠組み文書。