「少なくとも制裁だ」=ゼレンシキー宇大統領、和平にはロシアへの圧力が必要と主張
アンカラ訪問中のゼレンシキー大統領がエルドアン・トルコ大統領との会談後記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「多くの様々な外交的行動が行われてきたし、私たちはあらゆるフォーマットに出向いた。戦争終結へと皆を近付かせる可能のあるフォーマットにだ。しかし、それは片側だけでは不可能だ。そして、圧力は片側だけであってはいけない。そのため、私たちは、ロシア、プーチンに対する圧力、欧州と米国とその他の国からの制裁が示されることを強く望んでいる。少なくとも、制裁だ」と発言した。
また同氏は、トランプ米大統領は最初から「双方に」圧力をかけるという立場だったが、ウクライナに対してはロシアに対してより、より多くの圧力がかけられてきたと指摘した。
そして同氏は、「しかし、ウクライナは少しずつ、問題はウクライナにあるのではないことを示してきた。ウクライナは単に、強固に耐えて、自らのために戦っているのだ。私たちは、単に自らの命と大地を失わないようにしている。それが答えだ。しかし、それは、私たちが侵略者だという意味ではない。少しずつ、私たちは、様々な外交の場で、多くの様々な譲歩に同意しながら、それを確認してきた。今皆が話しており、ウクライナにとっての重要な一歩としての完全な停戦を検討していることもまた、譲歩だったのだ」と発言した。
さらに同氏は、「もし停戦がなければ、真剣な決定がしょうじなければ、二国間会談がなければ、私たちは、より迅速な戦争の終結、ないし、少なくともそれについての私たちの対話を速め得るしげきとなる関連の制裁を要請する。私たちは、米国が過去数週間話してきた強力な制裁パッケージを望んでいる。非常に多くの(編集注:制裁についてのメッセージ)が欧州諸国からもあった。同様に、グローバルサウスの国々からもあった。それらの国は、ご存知の通り、制裁発動は支持していないのだ」と発言した。