ウクライナ議会、1944年のソ連によるクリミア・タタール人追放をジェノサイド認定するよう国際社会に呼びかけ

ウクライナ議会、1944年のソ連によるクリミア・タタール人追放をジェノサイド認定するよう国際社会に呼びかけ

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ウクライナ最高会議(国会)は14日、国際社会に対して、1944年のソ連政権によるクリミア・タタール民族に対するジェノサイドの認定と犠牲者の追悼と、現在のロシア政権による同民族に対する人権侵害を止める努力の結集を呼びかけた。

ホンチャレンコ最高会議野党会派「欧州連帯党」議員が投票の様子をユーチューブチャンネルで中継した

同決議は、議員310名が賛成したという(過半数は226)。

同呼びかけ決議により、最高会議は諸国・国際機関に対し、1944年のソ連によるクリミア・タタール民族強制移住を「ジェノサイド」と認定した上で、その犠牲者を追悼し、またロシア連邦によるクリミア・タタール人の権利侵害の停止に向けて努力を結集するよう呼びかけた。

また、議会は、毎年開催される5月18日の追悼行事に参加すること、ソ連全体主義体制による犯罪を非難すること、そして国際法の遵守、クリミアを含むすべてのウクライナ領土の脱占領に向けたロシアへの圧力継続を呼びかけた。

同決議では、次のような要点も強調されている。

・クリミアにおける弾圧の停止

・クリミア・プラットフォーム(国際的な脱占領支援イニシアティブ)への参加

・メジュリス(クリミア・タタール民族代議機関)の違法な禁止措置の解除

・クリミア・タタール語および文化の発展

・政治囚の釈放

・占領の影響の克服

・環境保全

・国外でのクリミア・タタール学研究支援

・ウクライナのEU統合

・黒海地域の安全保障強化

なお、毎年5月18日は、ウクライナでは、「クリミア・タタール民族ジェノサイド犠牲者追悼の日」と「クリミア・タタール民族権利闘争の日」と定められている


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