ロシア、ウクライナが武器を受け取っている間は30日間停戦に同意しないと表明
ペスコフ氏がABCニュースへのインタビュー時に発言した
ペスコフ氏は、西側諸国によるウクライナへのさらなる武器供給は止められるべきだとし、「そうでなければ、それはウクライナにとって優位となる。ウクライナは完全な動員を続け、新しい部隊を前線に送り込み続ける。ウクライナはその期間を新兵の訓練と、現在の軍人の休息のために利用する。ならば、どうして私たちがそのような優位をウクライナに与えなければならないのだ?」と発言した。
また同氏は、あたかもウクライナに「即時停戦への準備がない」との主張を繰り返した。同氏はその際、プーチンが時間稼ぎをしているとの見方を否定し、プーチンこそが「平和的で外交的な手段で問題を解決するためにあらゆる可能なことを行っている」かのように主張した上で、同時にロシアは今のところウクライナに対して「軍事作戦を継続せざるを得ない」と発言した。
これについて、ウクライナのコヴァレンコ国家安全保障国防会議(NSDC)傘下偽情報対策センター所長は10日、テレグラム・チャンネルにて、ロシアは平和を望んでいないことを示し続けているとコメントした。
コヴァレンコ氏はその際、「モスクワのロジックはこうだ。『あなたは武器を断念しろ。私たちは30日間に同意する。ただし、実際には前線を止めることはしないし、北朝鮮から今後も弾薬を得ていくし、30日後にも止めないし、戦争を継続する方法を思いつくわけだが』。私はこれが誰に向けた話なのかわからない。ロシアは、平和を望んでいないことを示し続けている」と書き込んだ。同時に同氏は、ペスコフは北朝鮮がロシアの前線の弾薬のかなりの割合を要求していること、ロシアはそれを断念するつもりがないことはなぜか言い忘れていると指摘した。