
クリミアの運命を決められるのはウクライナとその先住民だけ=クリミア・タタール人代表
ウクルインフォルム
チュバロフ・クリミア・タタール民族代議機関「メジュリス」代表は25日、クリミアの運命を決められるのはウクライナと先住民のクリミア・タタール民族だけだと発言した。
チュバロフ代表が第24回国連先住民常設フォーラムの際に発言した。ウクルインフォルムのニューヨーク特派員が伝えた。
チュバロフ氏は、「クリミアは、クリミア・タタール先住民の土地であり、それは民の故郷であり、同時にウクライナ国家の不可分の土地である」と発言した。
同氏はさらに、ロシアが自国の先住民をウクライナに対する戦争に参加させていると指摘した。その際同氏は、「侵略、侵略戦争は常に犯罪だが、しかし、ロシアの先住民代表者を対ウクライナ犯罪戦争に強制的に参加させることはモスクワの二重の犯罪行為である」と伝えた。
その他同氏は、クリミアにてクリミア・タタール人が弾圧と迫害を受け続けていることに注意を促した。
またクリミア・タタール民族代議機関「メジュリス」は25日、公式ウェブサイトにて、クリミアをロシア領として承認するあらゆる提案を否定する声明を発出した。
メジュリスは、「一時的被占領下クリミア半島をロシア領として承認するどのような試みは、誰によって行われるものであれ、どのような目的で行われるものであれ、国連憲章、ヘルシンキ最終文書、先住民族の権利に関する国連宣言、多くの国連総会決議やその他国際法の基本的規範に深刻に反することを意味することを警告する」と訴えている。
写真:チュバロフ「メジュリス」代表(フェイスブック)