トランプ氏の「露・宇が今週合意することを望む」発言は就任100日目が近いため=専門家

トランプ氏の「露・宇が今週合意することを望む」発言は就任100日目が近いため=専門家

ウクルインフォルム
ウクライナの地域安全保障の専門家、オレクシー・イジャク氏(国家戦略研究所)は、20日のトランプ氏による、今週にもロシアとウクライナが「合意を結ぶ」ことを期待するという発言につき、それはトランプ氏の大統領就任からまもなく100日で、国民向けに報告しなければいけないからだろうとの見方を示した。

イジャク氏がラジオNV出演時に発言した

イジャク氏は、トランプ氏による「今週にもロシアとウクライナが合意を結ぶことを期待」との発言につき、おそらくそれは、政治情勢に起因するものだろう、なぜなら、米国大統領はまもなく就任100日の報告をしなければいけないからだと指摘した。同氏はさらに、ロシアではいわゆる対独戦勝記念日が近く、ロシアも結果を必要としていると述べた。

そして同氏は、「そのため、ロシアのために、ウクライナも欧州人も同意するような、何らかの提案を見つける、あのような最後の試みが行われているのだ」との見方を示した。

また同氏は、米国の提案の内ロシアはいずれのものにも同意していないが、しかし、「ウクライナがクリミアをロシア領として認めることに同意したら、全世界がそれを認めるし、そうなるともしかしたら、私たちはさらに何か話していくことになるだろう」と指摘した。

同時に同氏は、「私は懐疑的である。ロシアには、和平条件についてあまりに大きな野心があるのだ。そのため、私は、ドナルド・トランプ氏にとって、どうして(編集注:終戦と和平が)うまくいかないのか、を説明する最後の試みのように思える。何らかの提案を行う最後の試みのように。誰に、どのように、誰が誰と話しているのか不明だし、直接交渉がない中で、どのようにウクライナとロシアの間の合意があり得るのかわからない。それから、マーク・ルビオ(米国務長官)言ったように、米国は、彼らには何もできないし、これは彼らの戦争ではないし、彼らは先に行く、と言うのかもしれない」と発言した。

これに先立ち、20日、トランプ米大統領は、ソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」にて、「今週にもロシアとウクライナが合意して、米国と大きなビジネスをし始めることを望む」と書き込んでいた

写真:ホワイトハウス


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