
ゼレンシキー宇大統領、ラヴロフ露外相の書簡における「ウクライナがエネルギー施設攻撃」の嘘を指摘
ゼレンシキー大統領が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「正直に言うべきだろう。私たちは、ロシア人が米国に送った文書を見た。ラヴロフが彼らに送った、私たちが彼らのエネルギー施設を攻撃しているというのは、事実に反する。ただし、彼らはそこで思い付きで、何かしら書き散らしている。彼らは創造的だ」と発言した。
また同氏は、ウクライナはロシアによるエネルギー停戦違反事例を全て記録していると伝えた。
そして同氏は、「私は、対外情報庁に対して、政府関係者と一緒に、ロシアが違反する時は毎回それを米国に詳細に送るよう要請した」と伝えた。
同氏は同時に、ハルキウのものをはじめ、エネルギー施設への攻撃はあるが、ロシアはそのような施設への攻撃回数は減らしたとも指摘しつつ、他方で、それは攻撃全体が減ったわけではないと述べた。
その際同氏は、「ロシアは攻撃件数は減らしていないし、そこには戦略がある。つまり、彼らは、ウクライナのエネルギー施設への攻撃を減らしたかのように見せかけるために、(攻撃)件数は減らしたが、しかし、毎日の同数の無人機を使っているし、それは減らしておらず、弾道を含めミサイルも同数使っている。エネルギーへの攻撃を減らしておいて、他の民間インフラへの攻撃を行っているのだ」と発言した。
その他同氏は、4月13日のロシア軍によるスーミへの攻撃は「誤り」とみなすことはできないと発言した。同氏は、「そのスーミへの攻撃に関するロシアの特殊作戦を誤りと呼ぶことはできない」とし、その攻撃は前線でなく、町に対して行われたものであると指摘した。
その際同氏は、「町の中心をミサイルで、しかも1発ではなく、攻撃しているのだ。1発でないなら、それはもう誤りではない。そして、スーミはクラスター弾の話だった。クラスターを使ってどんな攻撃を加えたいというのだ?」と発言した。