ウクライナ外務省、戦場での中国国籍者拘束につき中国大使代理を召喚
ウクルインフォルム
ウクライナのシビハ外相は８日、ウクライナ軍人が東部ドネツィク州でロシア側で戦闘に参加していた中国国籍者２名を拘束したことを受け、駐ウクライナ中国大使代理を召喚したと発表した。
シビハ外相がＸアカウントで報告した。
シビハ外相は、「私たちは、ロシアによる中国国籍者を対ウクライナ侵略戦争に関与させたこと、及びウクライナ軍との戦闘に参加させたことを強く非難する。私たちは、この事実を非難し、説明を求めるために、外務省へと駐ウクライナ中国大使代理を召喚した」と伝えた。
さらに同氏は、中国国籍者がウクライナにおけるロシア侵略軍への一部として戦っているということは、中国が宣言している平和のスタンスに疑問を呈すものであり、責任ある国連安全保障理事会常任理事国としての中国の信頼を損なうものだと指摘した。
We strongly condemn Russia‘s involvement of Chinese citizens in its war of aggression against Ukraine, as well as their participation in combat against Ukrainian forces.
— Andrii Sybiha 🇺🇦 (@andrii_sybiha) April 8, 2025
We have summoned China's chargé d'affaires in Ukraine to the Foreign Ministry to condemn this fact and demand… https://t.co/LoXHDoIQsu
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は８日、同国東部ドネツィク方面でウクライナ軍人が６名の中国国籍者と戦闘し、その内２名を拘束したと発表していた。同氏は、緊急に本件につきパートナーたちと協議することを主張した。
