伊加ベルギーEU首脳が露全面侵略開始2年にウクライナで演説

伊加ベルギーEU首脳が露全面侵略開始2年にウクライナで演説

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシアの全面侵攻から2年が経過する2月24日、キーウ州ホストメリを訪れたイタリア、カナダ、ベルギーの首相と欧州委員会委員長がそれぞれ演説を行った。

メローニ伊首相は、ホストメリの空港はウクライナの自由な未来を巡る戦いの最初の1ページが記述された場所だと述べた。

メローニ氏は、「あれからもう730日が過ぎ、その730日間、ウクライナ人は私たちに、自由と自らのネイションを信じることの意味を私たちに思い出させている…。730日、ウクライナ人は、世界中に対して、戦う決意の満ちた人がいなければ、どんな支援も不十分であるということを示している」と発言した。

また同氏は、西側の首脳が今日ホストメリに集まったのは、2年前に逃げ出さず、自分のため、家族のため、彼らにとって最も価値あることのために戦い始めた男性女性皆に「ありがとう」と伝えるためだと強調した。

そして同氏は、「欧州、西側は、愛に敬意を表すためにここにいる。なぜなら、ウクライナの防衛者は実際のところ彼らが愛するものを守り抜き、私たちを守ってくれたからだ。私たちは、私たちもまたこの大地を守らなければならないと言わねばならない」と発言した。

トルドー加首相は、「プーチンは、このホストメリの空港はじめ、戦略的施設を簡単に制圧でき、そこからウクライナ首都キーウも制圧できると確信していた。今日、私たちはここに立っている。なぜなら、彼が、他の多くのこと同様、誤ったからだ」と発言した。

またトルドー氏は、ウクライナは自らの主権、領土、言語、文化、民主主義のために戦っていると発言した。

そして同氏は、「しかし同時に、あなた方は、私たちの民主主義、自らの未来を選択する一人一人に深く根差した権利のためにも戦っている。あなた方は、80年前に全世界が同意した規範とルールを維持するために戦っている。それは、第二次世界大戦の灰から生まれたルールなのであり、(中略)そのルールによれば、より大きな軍が国境を侵害することはできず、武力は勝利の権利を有してはならず、皆が自らのより良い未来を自由に選べるようでなければならない。そのためにウクライナは戦っている。ウクライナは私たち皆のためにその戦いを行っている。ウクライナは勝利する」と強調した。

ドゥ=クロー・ベルギー首相は、「ホストメリでのロシアの敗北はロシアのキーウ制圧試みの終わりの始まりだった。ロシアがウクライナに対して始めた戦争は、ウクライナと全世界において多くのことを変えた。ロシアは、次々と戦略的敗北を喫したのだ」と発言した。

その際ドゥ=クロー氏は、NATOは自らの効率を高め、再び欧州の集団安全保障の中心へと変貌したとし、フィンランド、その後スウェーデンがNATOの東翼を著しく強めたと伝えた。さらに同氏は、ロシア黒海艦隊が破壊され、またロシアの武器が西側の武器に対抗できないことも判明したと指摘した。

同時に同氏は、「しかし、ここホストメリで、ウクライナに戦いを続けることを可能とした重要な戦闘がなければ、それら全ては生じなかったのだ。私は、勇敢な防衛者、ウクライナと私たち皆の自由と安全のために命を捧げた全ての人に敬意を表すためにここにいる」と伝えた。

フォンデアライエン欧州委員長は、「陸上では、ロシアが奪った領土の半分から同国を追い出した。海では、あなた方はロシアの艦隊を追いやり、世界中への海の回廊を回復した。空では、あなた方の防衛は信じられないぐらい効果的となった。あなた方は、ロシアのミサイルと無人機から人々を守っている。過去1週間だけで、あなた方はロシア軍航空機を7機も撃墜した。これら全てのことは、戦争が始まった夜には不可能に思えた。しかし、ウクライナの勇敢な人々は、何度も何度も世界を驚かせている」と発言した。

その際フォンデアライエン氏は、現在の状況がどれだけ困難に見えたとしても、ウクライナ人がこれまでに乗り越えた道を常に覚えておくよう呼びかけた。そして、同氏は、ウクライナ領から最後の一人のロシア兵が追い出されるまで、ウクライナは皆を脅かし続けていくと確信していると発言した。

さらに同氏は、「今日、私たちは、欧州はあなた方を必要な限りずっと支援していくと述べるためにここにいる。財政支援もあれば、あなた方の軍人のためのより多くの弾薬、さらなる訓練、防空システム、欧州とウクライナの防衛産業へのさらなる投資も生じる」と伝えた。

なお、24日、メローニ伊首相、トルドー加首相、ドゥ=クロー・ベルギー首相、フォンデアライエン欧州委員会委員長がウクライナを訪問していた。首脳たちは、同記者会見後、ゼレンシキー宇大統領とともにキーウ市内で、ロシア全面侵略戦争のウクライナ戦死者たちの追悼を行った。

写真:大統領府


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