中国、マルタ開催のウクライナ和平案会合を欠席の見込み=報道
ウクルインフォルム
10月28、29日にマルタで開催されるウクライナの和平案「平和の公式」の首脳補佐官級会合に、中国は前回と異なり代表者を出席させないことがわかった。
ブルームバーグが報じた。
報道には、マルタにおいて55か国以上の代表者が参加し、ウクライナの和平案「平和の公式」の支持構築を協議する国家安全保障担当首脳補佐官級会合には、中国は出席しない見込みだと書かれている。
今回のマルタでの会合(編集注:10月28、29日に開催)には、G7諸国、カタール、南アフリカ、インド、トルコなどの代表者が出席。さらに、ブラジル、地理などの国々がオンラインで参加するという。ブルームバーグは、「中国の欠席は、永続する公正な平和のための青写真への国際的支持の構築を試みているヴォロディーミル・ゼレンシキー宇大統領にとって落胆となり得る」と指摘している。
さらに報道には、ウクライナは、中国がプーチン露大統領に影響力を持つ限られた国の1つであることから、年内に予定されている平和サミットへ中国が参加することを極めて重要だとみなしていると指摘されている。また、「マルタ会合は、類似の6月のデンマーク、8月のサウジアラビアでの会合に続くものである。中国は、ジェッダの会合には代表者を派遣していた」と喚起されている。
ブルームバーグは、ウクライナの同盟国は、このような会合の基本的な目的は、グローバルサウスをはじめとする、概ね中立を保っている国々に対して、直接ウクライナ支持の主張を伝えることだと考えていると伝えた。「これらの国々の同意は、サミット実施にとっての重要な条件だ」と指摘されている。
なお、10月28、29日、マルタにおいて、ウクライナが提案する「平和の公式」の実現に向けた第3回首脳補佐官級会合が開催される。