ウクライナ外務省、ジョージア被占領地へのツアーを企画した企業を非難
ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は、在ウクライナ・ジョージア大使館から、被占領下ジョージア領アブハジアへのツアーをウクライナの観光会社が企画したことについての口上書を受け取ったと発表し、同社の活動は絶対に受け入れられないものだと非難した。
13日、オレフ・ニコレンコ外務報道官がウクルインフォルムにコメントした。
同報道官は、「外務省は、在ウクライナ・ジョージア大使館から、観光会社『クルアル』による一時的被占領下ジョージア領アブハジアへのツアー企画について口上書を受け取ったことを認める。私たちは、自らロシアによる侵略と自国領の一時的占領について苦しんでいる国として、クルアル社のそのような活動は絶対に認められないものだとみなしている」と発言した。
同氏はまた、本件に関しては、関係当局が対応していると説明した。
同時に同氏は、「明確にしておきたい。私たちの国は、ジョージアとの戦略的パートナーシップを高く評価しており、同国の国際的に認められた国境内での主権と領土一体性を不変に支持し、尊重している」と強調した。
これに先立ち、在ウクライナ・ジョージア大使館は、ニュースサイト「ラジオ・スヴォボーダ」に対して、ウクライナの観光会社「クルアル」によりジョージアの被占領地へのツアーを企画していることにつき極めて否定的にとらえているとし、ウクライナ外務省に本件に関して問い合わせたことを発表していた。