ゼレンシキー大統領、4月19日にノルマンディ4国首脳補佐官が「クラスター案」協議を行うと発表
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、独仏宇露4国からなる「ノルマンディ・フォーマット」(N4)首脳会談は可能だと考えており、まず4月19日に4国首脳補佐官級会合が開催されると発表した。
ゼレンシキー大統領がパリでのマクロン仏大統領とメルケル独首相との会談後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、「私は、私たちがN4次期会談に近づいていることが重要であると思っており、それは可能だと思っている。今月19日、N4補佐官級会合が開かれる。複数の問題が議論される」と発言した。
大統領は、補佐官たちは特に「クラスター」についての立場を調整することになると発言し、クラスターとは、フランスとドイツが作成したものであり、ウクライナとロシアが自らの案を加えたものだと述べた。
大統領は、「クラスターとは、ミンスク書合意の段階的履行のことである」と説明した。
これに先立ち、3月24日、ロシアの「コメルサント」が、ドイツとフランスが作成した「ミンスク諸合意実現のための重要クラスター」案と、それに対するウクライナとロシアによる、両国の情勢解決の見方を反映した提案に関する記事を公開していた。
これに対して、ウクライナの三者コンタクト・グループ(TCG)情報政策補佐官であるオレクシー・アレストヴィチ氏は、ミンスク諸合意履行実現のための重要クラスターに関する協議プロセス文書の中身は、現在TCGで議論されているものであり、仏独と欧州安全保障協力機構(OSCE)の要請により、署名の瞬間までは公開されないと述べていた。
また、アンドリー・イェルマーク・ウクライナ大統領府長官は、本件につき、ロシアの報道機関はウクライナ東部平和確立協議に関してロシア側にとって有利なことを報じていると発言していた。
写真:大統領府