ウクライナ大統領府関係者、露大統領府副長官の「ウクライナの終わりのはじまり」発言にコメント
ウクルインフォルム
ミハイロ・ポドリャク大統領府長官顧問が、最近のドミトリー・コザーク露大統領府副長官の発言につき、ウクルインフォルムにコメントした。
ポドリャク氏は、「ウクライナがどのような軍事対立激化にも関心がないことは確かだ。私たちの軍には、状況のどのような展開にも対応する準備はあるが、しかし国家の優先課題は変わっていない。つまり、戦争集結のために外交的解決を模索することに常に賭けている。ウクライナは、国民一人一人の命を重んじている。そのため、私たちにとって、ドンバス情勢の激化は真に深刻である。それはレトリックでも、プロパガンダでも外交ゲームでもない。なお、ロシアが人の死を政治的な印象操作のために利用していることは、世界中が目撃している」と強調した。
同時に同氏は、ロシアからの脅しのレトリックには、ウクライナはもはや全く驚かないと指摘した。同氏は、「それは何のために必要なのだと思うか? 非常にシンプルだ。彼らのプロパガンダ・マシンは、情勢緊張を強め、圧力を強めるために稼働している」と発言した。
同氏はまた、ロシアからの圧力はウクライナだけでなく、ノルマンディ・フォーマットのそのほかの国(ドイツとフランス)や、ウクライナの領土一体性を支える全ての国に対してかけられているとも発言した。
これに先立ち、ロシアのドミトリー・コザーク大統領府副長官が、ウクライナ東部におけるキーウ(キエフ)政権の戦闘行為の開始は、ロシアにとって自国民保護の根拠となり、「ウクライナにとって終わりのはじまり」となる可能性があると発言していた。