ドイツはクリミア併合を認めない=独政府報道官
ウクルインフォルム
ドイツは、クリミアの併合を認めず、ロシアに対してクリミアにおけるウクライナの主権を回復するよう要請し続けている。
3月15日、ザイベルト・ドイツ政府報道官がクリミア違法併合7年に合わせて発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ザイベルト氏は、「ロシアは、その併合にて、国際法の基本原則を侵害し、欧州において戦後平和秩序を疑問にさらした」と発言した。
同氏は、ドイツ、欧州連合(EU)、国際社会は、200万人以上の住民の暮らすウクライナ領クリミアの併合を認めないと述べた上で、ロシアに対して、同地にて人権保護の原則を維持し、全ての政治囚を解放し、ウクライナの主権を回復するよう要請した。
ザイベルト氏はまた、2014年のいわゆる「住人投票」なるものの結果は、ウクライナ憲法に反し、ロシア軍の違法な駐留を含め、国際法にも違反したものであり、「法的効力」を持たないと強調した。
その上で、ザイベルト氏は、「違法な状態が7年続いたことは、ドイツ政府にとって、それ(併合)と和解することをの理由にはならない」と指摘した。