ウクライナ外務省、ロシアにおける抗議者への暴力を非難
ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は、23日にロシア連邦全土で行われた野党政治家ナワリヌイ氏拘束への抗議運動にて、ロシア政権が抗議者に暴力を用いたことを非難した。
ウクライナ外務省がコメントを発出した。
コメントには、「ウクライナは、ロシア連邦における野党活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の不法拘束にともなって生じた抗議活動をめぐる状況を、懸念をもって追っている。残念なことに、ロシア政権は、人権尊重、法の支配回復を要求する自国民の声を聞くのではなく、代わりにクレムリンの弾圧政策に同意しない人々を弾圧し続けている」と書かれている。
外務省は、ウクライナは、抗議活動の平和的参加者への暴力行使、ロシア野党代表者の拘束を断固として非難すると強調した。
外務省はまた、「ロシア国民は、法の下の平等、自らの権利と自由を実現する機会を保障する政府、世界各国およびロシアが占領する領土において人権を尊重する政府を得るべきである」と指摘した。
加えて、外務省は、国際社会に対して、ロシア政権による自国民への暴力、隣国への侵略を停止するべく、および、ロシアによる法に基づいた国際秩序や文明的世界の行動ルールへの違反行為に対応すべく、あらゆるメカニズムを今までより強固に活用するよう要請した。
なお、同日、ロシア連邦では全国100都市以上で野党政治家アレクセイ・ナワリヌイ氏などへの支持集会が開催されていた。人権団体の発表では、同日、全土で記者を含む3000人以上が拘束されている。