ウクライナはパリ4国首脳会合の条件を全て履行した=大統領報道官

ウクライナはパリ4国首脳会合の条件を全て履行した=大統領報道官

ウクルインフォルム
2019年12月9日のパリにおけるノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会合から1年が経過する。ウクライナ大統領府は、同会合にて定められた全ての条件を履行したと主張している。

8日、ゼレンシキー大統領の報道官であるユリヤ・メンデリ氏がウクルインフォルムにコメントした。

メンデリ氏は、「総じてこの1年、ウクライナは、2019年12月9日のノルマンディ・フォーマット会談で定められた条件を全て履行した。より早く、より多くのことができたのではないかとの問いについては、もし状況がウクライナにのみ左右されていたのであれば、もちろんより多く、早くできたであろう。ただし、ロシアがノルマンディ・フォーマット参加を拒否しているという報道に見られる噂があるが、実際には12月7日、ウラジーミル・プーチン・ロシア大統領とアンゲラ・メルケル独首相の電話会談の際、ロシアは、ノルマンディ・フォーマットでの活動を継続する準備があると認めている」と発言した。

メンデリ氏はまた、同電話会談の結果を参照して、ロシア側が「欧州安全保障協力機構(OSCE)ミンスクグループの枠内での更なる協力の準備がある」と述べていると指摘し、それはウクライナ東部への平和確立に向け、一定の確信と希望をもたらすものだとの見方を示した。

同時にメンデリ氏は、過去1年間で達成した成果として、ドンバス地方一部地域、ロシア連邦領内、クリミアで違法に拘束されていた人物約200人がウクライナへ帰還したことを喚起した。

続けて同氏は、7月27日に発効した停戦は、完全に遵守されているわけではないものの、何百という軍人・民間人の命を守っていると強調した。同氏は、「2020年7月27日からの今日までの期間は、過去7年間のドンバス戦争の他の帰還とは比べ得ない。今ある戦闘集中度の低減、接近した前線でのこのような静寂は、いまだかつてなかったものだ」と指摘した。

加えて同氏は、パリ合意の後にルハンシク州スタニツャ・ルハンシカの橋が改修されたこと、兵力・機器の新たな引き離し地点が作り出されていること、人道的地雷除去の地点が定められたこと、現存する通過検問地点の改修が行われ、またルハンシク州にて新しい検問地点が作られ、それらにサービスセンターが設置されたことを指摘した。

同氏は、「ウクライナは、被占領下の自国民のためのあらゆる社会パッケージを維持し、保障しているのであり、彼らは政府管理地域にて全ての必要な社会サービスと国家の義務を受け取ることができる(具体的には、年金、その他支払い、文書関連などだ)」と説明した。

なお、2019年12月9日、パリにて、ウクライナ、フランス、ドイツ、ロシアの4国からなるノルマンディ・フォーマット首脳会談が開催され、複数の問題につき合意に至っていた


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