ウクライナ・トルコ両国大統領、共同声明を発表 クリミア、NATO、2+2

ウクライナ・トルコ両国大統領、共同声明を発表 クリミア、NATO、2+2

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ゼレンシキー大統領とエルドアン・トルコ大統領は16日、イスタンブルの会談の際に、共同声明を発表した。

大統領府広報室が公表した

共同声明には、「私たちは、クリミア自治共和国とセヴァストーポリ市の脱占領とウクライナ領ドネツィク・ルハンシク両州一部地域へのウクライナのコントロール回復を目的とした努力を続けることに合意する」と書かれている。

また、トルコ側が、ウクライナが主導する「クリミア・プラットホーム」での協力を歓迎すると伝えている。

また、両首脳は、被占領下クリミアにおける人権保護、違法に拘束されるウクライナ国民全員の解放を目的とした努力の調整継続や、被占領下クリミアを強制的に退去させられ大陸側ウクライナへ移動した、クリミア・タタール人を含むウクライナ国民の生活条件の改善のための共同作業を行うことで合意したと伝えた。

更に、トルコは、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)へ将来的に加盟することを支持するとともに、ウクライナがNATOの高次機会パートナー(EOP)として認められたことを歓迎した。トルコは、ウクライナがNATO加盟国の基準を満たせるよう促進し続けると指摘した。

両首脳は、黒海地域の平和と安全と安定のために、地域メカニズムとNATOの枠内で努力をまとめることが重要だと指摘した。

また、両大統領は、ウクライナとトルコの間で政治・安全保障対話の新しいフォーマットとして2+2会合(両国外務・国防大臣級の例年会合)を行うことを決定した。

その他、両首脳は、防衛分野、軍事技術協力分野の二国間協力が発展していることへの満足を表明し、関連機関へ全てのプロジェクトを成功裏に実現させるよう指示すると伝えた。

経済面では、両首脳は、ウクライナ・トルコ間自由貿易圏協定の協議をできるだけ早い段階で終了させることが重要だと指摘し、政府間貿易経済協力委員会の協力活性化が必要だと強調した。

なお、16日、ゼレンシキー大統領はトルコを公式訪問していた。

写真:AA


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