
27の刑務所が民間に競売制度で売却へ=司法次官
ウクルインフォルム
過去2年間利用されてこなかった刑務所がウクライナには27あり、これらが競売制度を使って民間への売却に出される。
オレーナ・ヴィソツィカ司法次官が国営テレビ「家」局出演時に発言した。
次官は、過去約2年間一人も収容者がおらず、人員も最低限の警備員と運営者しか配備されていない刑務所のリストが作られたとし、「27の刑務所だ。全くもって明確なリストだ。これらは私たちのシステムに過去2年間使われてこなかった。私たちは、それらから行動を始めた。最初のものは、キーウ(キエフ)近くのイルピンのもの。次は、おそらく投資家にとって興味深いものと思われる、リヴィウ市の刑務所だ。それからオデーサ市のものもある」と述べた。
次官は、これら施設の文書は全て国家資産基金に譲渡され、そこで電子競売システム「プロゾッロ」を通じて競売開始が発表されると指摘し、「そうして最高額を提示した者が落札者となる。入札金の一部は元所有者である私たちのところに入る。残りは国家予算に入る」と説明した。
次官によれば、最初に競売に出されるのは、イルピン矯正センター(第132)で、キーウ市から14キロ離れたところに位置する施設。同施設に最後の収容者は2019年8月に別の施設に移動されていると説明された。