ウクライナのEU加盟の具体的条件を定めるべき=スロバキア大統領
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ウクルインフォルム
スロバキアは、ウクライナの欧州連合(EU)加盟の展望と、EU加盟国がウクライナのために加盟のための具体的なビジョンと条件を形成することを支持している。
24日、ズザナ・チャプトヴァー・スロバキア大統領がブラチスラバにて訪問中のゼレンシキー大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
チャプトヴァー大統領は、「ウクライナのEU加盟と、スロバキアがその点で何ができるかということに関しては、何よりも、スロバキアがEU全加盟国に提示している明確な立場がある。それは、全ての国は、自国の属する先、向かう先を選ぶ権利があるという原則である。EU加盟国がウクライナのEU加盟の具体的な条件を定めるよう、私たちは努力していく。ウクライナが自らのEU加盟のビジョンを持っていることが非常に重要だ」と発言した。
またチャプトヴァー大統領は、ウクライナはEUに入る前に全ての必要な改革を行わなければならないとし、スロバキアは、自らのEUのような機構への加盟の経験を持っており、その方面での支援を行えると発言した。大統領は、そのような経験の交換は相互に有益だとし、とりわけスロバキアでも裁判制度改革を行なっているなど、共通の挑戦があることを指摘した。
なお、24日、ゼレンシキー大統領はブラチスラバを公式訪問している。
写真:ヴァシーリ・コロトキー/ウクルインフォルム