ゼレンシキー大統領、エストニア大統領と電話会談
ウクルインフォルム
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は14日、ケルスティ・カリユライド・エストニア大統領と電話会談を行なった。
大統領府広報室が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、新型コロナウイルス感染の世界的拡大(パンデミック)にて苦しんでいるエストニア国民への支持を表明した上で、パンデミック対策と経済・社会分野をはじめとする悪影響の克服には、国際社会が協力することが不可欠だと強調した。
ゼレンシキー大統領はその上で、「私は、エストニアが最近、Covid-19パンデミックとの闘いのためのデジタル面での決定模索のために、オンライン・ハッカソンを運営したことを知っている。現代の挑戦に対するその画期的なデジタル対応のイニシアティブは、タイミングを掴んだ有益なものだ。私は、そのイニシアティブはウクライナでも支持を得られると確信している」と発言した。
カリユライド大統領は、ゼレンシキー大統領に対して、新型コロナウイルス感染拡大の中でも改革を進めているとし、特にウクライナ最高会議が最近農地市場法を採択したことを歓迎した。カリユライド大統領はまた、銀行活動法案の審議がうまくいくことへの期待を表明し、エストニアがウクライナのビジネス環境の改善、司法システムの改善、政権ハイレベルの汚職の著しい減少を目にしていると指摘した。
なお、エストニアは、EUのサポートを受けて、新型コロナウイルス危機にて生じた問題の解決を模索する国際ハッカソン「The Global Hack」を開催していた。
ハッカソンとは、ハックとマラソンを掛け合わせた造語で、各種専門家がチームで与えられたテーマに対して、技術やアイデアを持ち寄り、決められた期間内にシステムやアプリケーションなどを開発して成果を競うイベントを指す。