ゼレンシキー大統領、OSCE議長と特別監視団のマンデート拡大を議論
ウクルインフォルム
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は20日、欧州安保協力機構(OSCE)現議長であるアルバニアのエディ・ラマ首相兼外相と会談し、OSCE特別監視団(SMM)のマンデート拡大を協議した。
大統領府広報室が伝えた。
発表には、「双方は、OSCEウクライナ特別監視団(SMM)のマンデート拡大を議論した」と書かれている。
大統領は、その際、2019年12月9日のパリにおけるノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談において、4首脳がOSCEに関し、ドンバスの平和達成の助けとなる複数立場に合意したことを喚起し、具体的に、SMMの24時間業務体制、ウクライナ政府管理地域と被占領地の両側での監視要員の増加、兵力引き離しが行われていない地点へのOSCEアクセスを挙げたとのこと。
発表には、大統領が「OSCEが24時間体制で毎日、ウクライナ・ロシア間国境の監視を含む、ドンバス全土で活動することが非常に重要だ。要員の安全のための条件が作り出されることもまた、全くもって不可欠である。それは重要な人道的ミッションである」と強調したことが伝えられている。
発表にはまた、ラマOSCE議長が、そのような体制であれば、より信頼のおける監視情報が得られるであろうと同意し、またSMMの体制は強化すべきだと強調したと書かれている。
加えて、両者は、ウクライナとアルバニアの経済関係についても協議したとのことであり、発表には、観光分野の発展と貿易の展望について話し合ったとのこと。
大統領府は、ゼレンシキー大統領からアルバニアに対して、ウクライナの主権と領土一体性の支持につき感謝が伝えられたことを発表した。
これに先立ち、プリスタイコ外相は20日、ウクライナがOSCE・SMMの活動強化を提案していると述べていた。
写真:大統領府広報室