外政担当大統領府副長官、ドイツ訪問の結果を報告「ミンスク協議の再スタートを議論」

外政担当大統領府副長官、ドイツ訪問の結果を報告「ミンスク協議の再スタートを議論」

ウクルインフォルム
27日、ヴァディム・プリスタイコ大統領府副長官(外政担当)は、ドイツを訪問し、複数の会談を実施し、ミンスク諸合意協議再開などについて協議した。

27日、プリスタイコ大統領府副長官がウクルインフォルムにコメントした。

プリスタイコ副長官は、「私は、ドイツ外務省事務次官と、自身のカウンターパートであるメルケル首相の外交問題補佐官と会談した。私たちは、どのようにミンスク(諸合意問題)を再スタートさせるかや、二国間協力について協議した」と発言した。

同副長官は、今回の会談は、ゼレンシキー大統領とメルケル独首相の5月24日の電話会談時の合意の結果だと伝えた。

同副長官はまた、「(自身のドイツでの)今回の会談は、良質かつ長時間にわたり行われた。その際、私たちは、ゼレンシキー大統領のイニシアティブについて議論した。私がドイツに派遣されたのは、そのイニシアティブを実際に展開させるためだ。これは、両国首脳が(電話会談時に)、自身の補佐官を近く会談させようという合意の一部であった」と発言した。

副長官は、ドイツがゼレンシキー大統領が訪問する「最初の国の一つとなることは間違いない」と明言した。ただし、訪問の日程は調整し終わっていないとのこと。副長官は、ウクライナがドイツのサポートとメルケル首相個人の役割を高く評価していることを強調した。また、副長官は、ゼレンシキー大統領とメルケル独首相の電話会談は、同大統領の行った最初の内容ある(選挙勝利祝福ではない)本格的な電話会談の一つであったことを指摘した。

プリスタイコ副長官は、メルケル独首相、マクロン仏大統領がロシアのプーチン大統領と3者電話会談をしたことに問題があるとは思っていないとし、その理由として、ゼレンシキー大統領とメルケル独首相の電話会談時に、メルケル首相から、同3者電話会談時の内容が報告されていることを説明した。これにつき、副長官は、「ウクライナ抜きでウクライナのことを話すことはない、という合意がずいぶん前に結ばれている」と強調した。

また、副長官によれば、ゼレンシキー大統領とマクロン仏大統領との協議も近々実施されるとのこと。さらに、宇独仏3国の外相レベルによる会談の計画も準備されていると伝えられた。

ノルマンディ・フォーマット(編集注:宇独仏露4国によるウクライナ情勢協議フォーマット)での会談の展望については、プリスタイコ副長官は、同フォーマットでの4首脳会談の開催が意味を持つのは、「合意達成の準備ができた時のみ」であるとし、「何かを再起動させるためだけ」に行うことは意味がないと指摘した。将来あり得る4首脳会談実施の基盤を生み出すために、首脳補佐官級、外相級、外務次官級の3つのレベルでの協議が行われていくと説明された。


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