日本政府、ウクライナの軍病院に医療器材を供与

日本政府、ウクライナの軍病院に医療器材を供与

ウクルインフォルム
日本政府は、国連機関を通じて、ウクライナ国軍病院へ最新の医療機器を供与した。

27日、ステパン・ポルトラク国防相と倉井高志駐ウクライナ日本国大使が機材の引渡し式に出席した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

今回日本政府から国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)を通じてウクライナの軍病院に供与されたのは、人工肺換気装置(ベンチレーター)2機、麻酔装置、救急セットとのこと。

ポルトラク国防相は、日本国民に対してウクライナへの支援に感謝を伝えるとともに、「ロシア連邦がウクライナに侵略を開始した最初の日から、日本は、理想的なパートナー国であり、私たちの領土一体性と独立を支持してきてくれている。過去数年間、私たちは支援を受け取り続けており、この支援により統一部隊に参加する軍人や地元住民への治療水準を著しく高めることができている」と強調した。

国防相はまた、今回提供された最新医療機器により医師たちは、ウクライナを前線で防衛する軍人たちの診察と治療を適時に行うことが可能となると指摘した。

また、中央軍医療病院の緊急医療支援病院のオレクサンドル・ブハイ院長は、ウクルインフォルムの記者に対し、今回供与された2つの人工肺換気装置は最新のものであり、軍医の業務を決定的に改善すると説明した。

ブハイ院長は、「人工肺換気装置は、短期・長期の肺換気を支援するもので、患者の必要を判断する人工知能を搭載し、オンライン体制で換気を適宜修正する機能を有すものです」と説明した。

同院長は、麻酔装置については、患者に恐怖を与えることなく医師に吸入麻酔の投与を可能とさせるもので、また装置の使いやすさも指摘した。

引渡し式では、日本政府は、今回の供与について、2018~19年「ウクライナ東部地域の緊急事態における住民の安全と対応強化能力向上」計画(総額約12万3000米ドル)の一環で実施されるものだと説明された。今回のキーウ(キエフ)市の中央軍医療病院への人口肺換気装置、麻酔装置、救急セットの供与の他、西部軍事医療センターへにも人工肺換気装置が供与されたとのこと。

また、日本政府は、ロシアの対ウクライナ侵略開始から、これまでに約150万米ドル医療器材の供与を行っていることが伝えられた。


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