ポロシェンコ大統領、日本、パキスタン、トルコの新大使から信任状を受理
11日、大統領府広報室が公表した。
発表には、「ウクライナ大統領は、パキスタン・イスラム共和国のザヒド・ムバシール・シェイク大使、トルコ共和国のヤグムル・アフメト大使、日本の倉井高志大使から信任状を受け取った」と書かれている。
発表によれば、大統領は、日本大使との会談の際には、日本がウクライナの主権と領土一体性を支持するという堅固で一貫した立場を維持していることにつき謝意を述べたと書かれている。
また、両者は、首脳レベルでの政治対話の深化の展望を協議したとのこと。また、安全保障・防衛分野の連携強化や、貿易・経済、投資協力の活性化についても言及があったと記されている。
その他、主要な日本企業がウクライナで活発かつ生産的なビジネスを行っていることが指摘されたとある。
また発表には、日本大使が大統領に対して、2月初旬に日本がウクライナ東部ドンバス地方への人道支援プログラムに追加予算を割く決定を下したことを報告したことが書かれている。
そして、会談時、ウクライナ国民のための更なる査証緩和についても注意が向けられたことが発表された。
パキスタン大使との会談時には、大統領は、両国の政治対話発展の展望、国際機関での協力について注意を向けたとのこと。また、ウクライナ・パキスタン間経済関係の拡大や、両国政府間経済協力共同委員会の活動開始の重要性に言及があったと発表されている。
トルコ大使との対話の際には、双方とも両国間の戦略パートナーシップの更なる発展への関心を確認したとある。また、大統領が、トルコがクリミア自治共和国のロシアによる占領を認めていないこと、またクリミア・タタール人の権利を防衛していることにつき謝意を述べたことが発表された。加えて、ウクライナ・トルコ間自由貿易圏協定締結作業を終わらせることが重要であると強調されたと書かれている。