米国、ウクライナ正教会独立について声明を発表
ウクルインフォルム
アメリカ合衆国は、ウクライナが同国正教会の独立を認めるトモス(正教会の公布文書)を受け取ったことを「歴史的達成」と評価した。
10日、マイケル・ポンペオ米国務長官名義の声明が公表された。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
声明には、「ウクライナが自らの将来を定めようと求める中で、1月6日のウクライナ正教会独立の発表は、歴史的達成である。この重要な機会において、アメリカ合衆国は、主権のある独立したウクライナへの不変の支持を今一度確認する」と強調されている。
同時に、同声明には、アメリカが異なる宗教グループ構成員が外部の介入なく自らの信仰を守る自由を含め、宗教の自由を断固として支持していることが記された。
また、アメリカは、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教が同正教会が全ての正教徒に対して開かれていると述べたこと、また、ウクライナ政府や宗教関係者に対して寛容を促し、全ての宗教代表者の自由を尊重するように呼びかけたことを歓迎した。
ウクルインフォルムが報じたように、1月5日、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教がこのトモスに署名。6日には、聖ゲオルギオス大聖堂にて、全地総主教からエピファニー・ウクライナ正教会首座主教(キーウ(キエフ)と全ウクライナ府主教)にトモスが授与された。また、その際、コンスタンティノープル全地総主教とウクライナ正教会首座主教による共同聖体礼儀も行われた。
ウクライナでは、翌7日、キーウでのソフィア大聖堂に聖体礼儀の際にこのトモスが公開された。