国連安保理スウェーデン代表:「LPR/DPR」違法選挙はミンスク諸合意に反する
ウクルインフォルム
スウェーデンは、被占領地域ドンバス地方におけるいわゆる「選挙」の合法性を認めることには強く反対。同「選挙」はミンスク諸合意に反する。
30日、カール・スカイ・スウェーデン国際連合(国連)常駐代表が国連安全保障理事会(安保理)におけるウクライナ東部ドンバス被占領地域情勢の公開討論にて発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
同代表は、「11月に予定されているドンバス地方のいわゆる『選挙』は、ミンスク諸合意への明確な違反行為である。私たちは、ロシアに対して、責任を取って、影響力を行使し、この選挙実施を回避するよう呼びかける」と発言した。
その上で、同代表は、ミンスク諸合意には、ドンバス地方における選挙は、治安面での然るべき条件が確立してから実施しなければならず、また、ウクライナ国内法と欧州安全保障協力機構(OSCE)の基準にのっとり、OSCE民主制度・人権事務所(ODIHR)が監視する中で行われなければいけないと強調した。
さらに、スウェーデン代表は、ロシアに対して、「ドネツィク・ルハンシク両州一部地域を支配する武装集団が停戦条件を履行するよう保証」することを要求した。加えて、同代表は、ロシアが「これら武装集団への軍事的・財政的支援を終わらせなければならない」と指摘した。