宇東部への国連平和ミッション、6か国参加準備あり:米国ウクライナ問題特別代表
ウクルインフォルム
ウクライナ東部ドンバス地方への国際連合(国連)平和ミッションには、スウェーデン、フィンランド、オーストリア、ベラルーシ、セルビア、トルコの軍が参加する可能性がある。
24日、カート・ヴォルカー・アメリカ国防省ウクライナ問題担当特別代表がロシアの「モスクワのこだま」通信へのインタビューにて発言した。
ヴォルカー特別代表は、「これまで参加の準備を述べた国は、スウェーデン、フィンランド、オーストリア、ベラルーシ、セルビア、トルコである」と述べた。
ヴォルカー特別代表の考えでは、ミンスク諸合意の問題は、同諸合意が履行されていないことにあるとのことで、そのため、アメリカ、フランス、ドイツは、この地域に国連平和ミッションを展開することを提案しており、このミッションが紛争地域の平和をしかるべく確保するのだとのこと。
これまでに知られているように、ウクライナは、国連平和ミッションをドネツィク・ルハンシク両州における、ロシアとの国境を含む、政府のコントロールの及んでいない地域全域に展開することを主張しているが、一方で、ロシアは、同ミッションをコンタクト・ライン沿いのみに展開させ、欧州安全保障協力機構(OSCE)のミッションの護衛の機能だけを持たせることを主張している。
以前、ヴォルカー特別代表は、アメリカとロシアにはドンバス地方への国連平和ミッション展開について深刻な意見の相違があると述べていた。