【討論会】ゼレンシキー候補、2014年にはポロシェンコ当時候補に投票したと発言
ウクルインフォルム
大統領選挙決選投票に進むヴォロディーミル・ゼレンシキー候補は、2014年の大統領選挙の際、ペトロ・ポロシェンコ候補に投票したことを述べつつ、同時に、それは誤った選択だったと発言した。
19日、ゼレンシキー候補が国立スタジアム「オリンピーシキー」での討論会で発言した。
ゼレンシキー候補は、「私、クリヴィー・リフの普通の青年が、私たちが2014年に確信を持ってウクライナ大統領として選んだ人物を相手に大統領のポストを争うことになると、その時想像できたであろうか。最も面白いことは、私自身、ポロシェンコ氏に投票したことだ。そして、それは私の過ちであった」と発言した。
同候補は、それに続けて、過去5年間のポロシェンコ候補の政策や、実現しなかった公約などを批判した。具体的には、2014年の選挙公約で2週間で戦争を終わらせると言ったが現在まで終わっていないこと、周辺人物が蓄財を続けていること、「尊厳の革命(マイダン革命)を尊厳のない人々が利用」していることを指摘した。尊厳の革命に関する発言をした際に、会場からゼレンシキー候補に対して「恥を知れ」とのコールが上がると、同候補は「どうか叫ばないで欲しい。今、私たちは尊厳の革命と戦争の話をしている。私たちの戦士をたたえようではないか」と発言した。
4月19日は、午後7時から国立スタジアム「オリンピーシキー」での大統領選挙決選投票最終候補2名による討論会が開催され、両候補者が参加した。
その後、午後9時から、公共放送局のスタジオで大統領選挙法にのっとった公式討論会の放送が予定されている。
ウクライナ大統領選挙決選投票は、4月21日に実施される。