露軍のエネルギー施設攻撃受け、ウクライナ全土で企業向けに送電制限
ウクルインフォルム
10月21日16時から20時まで、ウクライナ全土で産業および企業向けの電力送電制限が適用される。
電力会社「ウクルエネルホ」がフェイスブック・アカウントで伝えた。
ウクルエネルホは、「これまでのロシアの攻撃により、本日、ウクライナの全地域で16時から20時まで、産業消費者向けの出力制限スケジュールが適用される」と書かれている。
また同社は、エネルギー施設への大規模攻撃を受け、同日朝の時点で北部チェルニヒウ州で大規模な停電が発生しており、チェルニヒウ市とチェルニヒウ州の大部分が停電したままだと報告した。同時に、ロシアの新たな自爆型無人機が飛翔していることで空襲警報が続いており、復旧作業の開始が妨げられているという。
同社は、「安全上の条件が許し次第、消費者の電力供給は直ちに再開される」と伝えた。
その他同社は、同日9時30分現在、ウクライナの電力消費量は前日と比較して1.4パーセント減少していると指摘した。その理由は、ウクライナの西部および南部の一部の州で晴天が続いていることだとし、これにより、太陽光発電所の効率が高まり、一般送電網のエネルギー消費水準が低下しているのだという。
同時に同社は、電力消費レベルは依然として高いままだとし、「本日日中を通じて、引き続き節電の必要性がある。22時までは、強力な電化製品の使用を制限し、そのような製品を複数同時に使用しないようお願いする」と呼びかけている。