ロシア軍攻撃でウクライナで停電発生 北部で厳しい状況
ウクルインフォルム
ロシア軍によるウクライナへのミサイルと無人機による複合攻撃により、同国複数の州で停電が発生しており、特に北部のチェルニヒウ州とスーミ州が特に厳しい状況にある。
エネルギー企業「ウクルエネルホ」がフェイスブック・アカウントで報告した。
同社は、「敵のミサイル・無人機攻撃により、朝の時点で複数地域で消費者に停電が発生。エネルギー施設への損傷が最も甚大なスーミ州とチェルニヒウ州では、現在まで状況が最も厳しい。緊急復旧作業が続いている」と報告した。
チェルニヒウ州では、計画停電が導入されているという。
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、2日夜から3日朝にかけて、自爆型無人機381機と弾道・巡航ミサイル35弾でウクライナ各地を大規模に攻撃した。
空軍は、攻撃の主な対象となったのは、東部ハルキウ州と中部ポルタヴァ州のエネルギー部門の重要インフラ施設だったと伝えている。
ウクライナのエネルギー企業「ナフトガス」のコレツィキー取締役会長は3日、ロシア軍は前夜、ナフトガス・グループのガス採掘施設に対して、ミサイル35弾と無人機60機という全面侵攻期最大規模の攻撃を行ったと報告した。