
ウクライナと米国、投資基金を正式に立ち上げ
ウクルインフォルム
ウクライナのスヴィリデンコ第一副首相兼経済相は23日、デーヴィス駐ウクライナ米国大使代行から、米国・ウクライナ投資基金についての米国での国内手続きの完了を認める口上書を受け取った。
23日、ウクライナ経済省広報室が報告した。
スヴィリデンコ第一副首相は、「私たちは平等な協定を有している。それはウクライナの国益を反映し、米国との共通の管理と投資を定めている。米国とウクライナが平等なパートナーとして共同で私たちの国の復興と発展に投資する未来志向の協定だ」と伝えた。
発表には、米国国際開発金融公社(DFC)と国家機関「国家・民間パートナーシップ支援庁」が協力して、ウクライナの経済復興の加速に投資していくと書かれている。
とりわけ、同基金は、米国とウクライナが拠出した資金をウクライナにおける天然資源採掘プロジェクト、石油・天然ガス、港湾、関連のインフラへと投入していくという。
さらに、同基金は、ウクライナの企業とDFCを含む資源への潜在的投資主体との結びつきを促進し、期限を設けずに活動していくという。同時に、10年ごとに双方がその成果を見直していくことになると書かれている。
これに先立ち、ウクライナと米国は4月30日、両国間復興投資基金創設協定に署名。その後5月8日に、ウクライナ最高会議が同協定の批准法を採択していた。また、13日には、米国・ウクライナ復興投資基金設立に関する協定の実現に必要な2つの商業協定に署名していた(編集注:後者の2協定は批准の必要なし)。