ウクライナとの協定は稀少鉱物だけでなく、インフラやエネルギーにも関係するもの=ベッセント米財務長官
ウクルインフォルム
米国のベッセント財務長官は1日、前日にウクライナと米国の間で締結された協定はロシア首脳陣に対する強力なシグナルだと発言した。
ベッセント財務長官がフォックスニュース出演時に発言した。
ベッセント氏は、「ウクライナ人が繁栄しなければ、米国民は稼ぐことはない。よって今、私たちは経済の観点で完全に一致している。そして改めて、私は、これがロシア首脳陣に対する強いシグナルだと思っているし、それがトランプ大統領にロシアとの間でより強固な立場での交渉を行う機会を与えていると思っている」と発言した。
また同氏は、米国とウクライナの国民の間に見解相違はないと指摘した。その際同氏は、「この協定は、ロシア首脳陣に、ウクライナ国民と米国民の間、私たちの目的の間に何らの相違がない(no daylight)ことを示す」と発言した。
同氏は加えて、この協定は完全な経済パートナーシップだとし、「これは稀少鉱物だけでなく、インフラやエネルギーにも関するものだ。そのため、ここに、双方にとっての真に勝利する可能性がある」と発言した。
これに先立ち、ウクライナと米国は4月30日、復興投資基金設立協定(これまで「鉱物資源合意」と呼ばれていたもの)に署名していた。
写真:ウクライナ大統領府