ウクライナ、臨時海路を通じて約70万トンの農作物を輸出

ウクライナ、臨時海路を通じて約70万トンの農作物を輸出

ウクルインフォルム
ウクライナのソリシキー農業政策食料相は、ウクライナが発表した臨時海路を通じて、これまでに約70万トンの農産物を欧州とアフリカの国々を中心に輸出したと発言した。

ソリシキー農業政策食料相がルクセンブルクで開催されたEU理事会農業・漁業問題会合の際に発言した。農業政策食料省広報室が公表した

ソリシキー氏は、「(今年)8月に、私たちは、黒海の臨時回廊を開いた。同回廊は私たちの軍の支援と国際パートナーの信頼のおかげで機能している。入港する船の数は毎日増えている。新しい回廊が機能し始めてからこれまでに38隻が入港し、30隻以上が出港した。もちろん、全ての船が穀物を積んでいるわけではない。そして、私たちは、約70万トンの穀物を出荷した。しかし、私たちの製品は現在、ルーマニアを通じてドナウ川経由で最も多く輸出されている」と発言した。

また同氏は、今年9月、ウクライナはドナウ川の河川港を通じて、約230万トンの農産物を輸出したと伝えた。なお、8月の輸出量は、それより若干多く約240万トンだったという。同氏は、9月を通じて、農産物の全体の輸出量は360万トンだったとしつつ、そのような輸出量は輸出用農産物全体の出荷量としては不十分だと強調した。

その際同氏は、「私たちは、私たちの経済の重要分野である農業を維持するために毎月約600万トン輸出しなければならない。そのような量の輸送を維持するには、水深の深い大オデーサ港(編集注:オデーサ州の3つの海洋港の総称)の完全な活動を再開することによってのみ可能となる。私たちは、私たちの港から出帆する船の数が増えているという傾向を見ている。その傾向が維持されることを期待している」と伝えた。

同時に同氏は、欧州委員会が導入したウクライナの個別の農産物に対する制限は、いくつかの隣国であるEU加盟国が期待していたような価格の安定化には影響を及ぼしていないとし、価格は引き続き下がっていると指摘した。

同氏は、「それに影響を与えているのは、ブラジルやオーストラリアの豊作をはじめとする多くの要因である。価格低下において重要な役割を果たしているのがウクライナの穀物でないことは明らかだ」と説明した。

さらに同氏は、ウクライナが不断の輸出を確保するために、最も懸念を招いた個別農産物にライセンス制度を導入するという新しいメカニズムを作り出したことを喚起した。ウクライナ政府が輸出申請が提出されてから30日以内にライセンスを発行するものであり、その期間に、ウクライナが欧州委員会と関連する国に輸出申請の提出につき報告し、相手国の同意がなければ、ウクライナはライセンスを発行しないのだという。ソリシキー氏は、まだ決定を下していない関連国に対して、そのような協力フォーマットの運用に加わるように呼びかけた。

加えて同氏は、ゼレンシキー大統領の人道プログラム「ウクライナからの穀物」を支援するよう呼びかけた。

その際同氏は、「その人道イニシアティブのさらなる機能を保障するために、11月26日に、第2回『ウクライナからの穀物』サミットが開催される。世界の最近の出来事が示すことは、民主主義が脅威に晒されると、私たちは、私たちを団結させ、強くさせる価値を一緒に志向しなければならなくなる、ということだ。それには、『ウクライナからの穀物』プログラムの継続も含まれる」と発言した。

これに先立ち、2022年11月26日、​​ウクライナがアフリカ諸国の食糧危機克服を目的に主導するイニシアティブ「ウクライナからの穀物(Grain from Ukraine)」の立ち上げ首脳会談がキーウで開催され、20以上の参加国や欧州連合(EU)から計1億5000万ドルが集まったことが発表されていた。同イニシアティブには、日本政府も昨年支援を行っている


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