ゼレンシキー宇大統領、IMF専務理事とテレビ会談 米加日EUの支援の重要性指摘
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は16日、ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事とテレビ会談を行い、ウクライナ経済への財政支援問題を協議した。
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、今回の会談は、ゲオルギエバIMF専務理事のG7財務大臣会談出席の前に行われたものだという。
ゼレンシキー大統領は、ゲオルギエバ氏に対して、ウクライナへの支援につき謝意を伝え、ウクライナ国家予算の赤字は約50億ドルに上ると報告した上で、ウクライナへのサポート供与の加速を呼びかけた。
さらにゼレンシキー氏は、パートナー国、特に、米国、カナダ、日本、欧州連合(EU)加盟国からのウクライナへの財政サポートの重要性を強調した。また、IMFに対して、ウクライナの戦後復興計画の作成へ積極的に参加するよう呼びかけた。
同時に同氏は、ウクライナは重要改革の実現を継続する準備があると明言し、「改革の結果を示せる分野では、私たちは止まるべきではなく、前へ進むべきである。戦争により、全てが可能なわけではない。しかし、私たちは世界に対して、前にのみ進んでいることを示す準備がある」と強調した。
ゲオルギエバ氏は、G7に対して、ウクライナへの財政サポート供与を加速しなければならないと伝えると発言した。