英字紙キーウ・ポスト、元総裁が復帰へ 元スタッフは新メディア立ち上げを模索

英字紙キーウ・ポスト、元総裁が復帰へ 元スタッフは新メディア立ち上げを模索

ウクルインフォルム
休刊が発表され、全スタッフが解雇されたウクライナの主要英字紙「キーウ・ポスト」の新総裁にリューク・シェニエ(Luke Chenier)氏が就任する。同氏は、2016年から2018年まで同職に就いていたカナダ国籍の人物。

報道関係ニュースサイト「メディア探偵」にキーウ・ポストの所有者アドナン・キヴァン氏が伝えた

キヴァン氏は、シェニエ氏がキーウ・ポストの「野心的な事業拡大計画」と「ウクライナのグローバルな声としてのキーウ・ポストの立場強化」を担っていくと発言した。また同氏は、「私たちは、今後数週間、数か月の内にウクライナや国際社会と緊密な協力を再開できることを期待している。なぜなら、キーウ・ポストは、リュークの下で新しい段階に入るからだ」と強調した。

シェニエ氏は、キヴァン氏から「編集の独立性への敬意」につき確証を得たと述べ、「私は、この役割を担う。キーウ・ポストがウクライナの将来において、極めて重要な役割を担うことを確信している」と発言した。

他方で、キヴァン氏に解雇されたキーウ・ポストの元スタッフたち50名は、新しいメディアの立ち上げを模索すると発表した

スタッフたちによる声明「#SaveKyivPost」によれば、解雇後もキヴァン氏と協議を行い、同氏に対してキーウ・ポストを売却するよう提案、新しい所有者が編集の独立性を保証するなら、スタッフはキーウ・ポストでの仕事を続ける意向があると伝えたという。しかし、キヴァン氏は、この売却提案を断り、キーウ・ポストの新総裁の下で再び仕事をすることを提案したという。スタッフ側は、キヴァン氏が編集に影響力を行使しようとする限り、協力は不可能であるとして、同提案を断ったと説明した。

スタッフたちは、「私たちがキーウ・ポストのブランドを維持できないのなら、私たちは、その価値を維持していく」とし、新しいメディアを立ち上げる準備があると発表した。声明には、現在、チームが戦略とビジネスモデルの作成に取り組んでいると説明されており、今後の投資などの支援が呼びかけられている。

これに先立ち、8日、ウクライナで25年以上の歴史を持つ主要英字紙「キーウ・ポスト」の所有者キヴァン氏が、同紙の活動を「一時的に」停止すると発表していた。同氏は、現在同紙で働く新しい人員を集めており、今後、ウクライナ語、ロシア語、英語、アラビア語の4言語での発行を予定していると発言していた。

これに対して、ルデンコ・キーウ・ポスト紙元副編集長は、キヴァン氏がスタッフ全員を解雇したと発表。これに先立ち、スタッフたちは、キヴァン氏が自身と繋がりのある人物を同紙のトップに据えようとしていることに気づき、それを同氏による編集方針への介入として受け止め、キヴァン氏に対して、同紙売却あるいはキーウ・ポスト・ブランドの編集部への明け渡しを提案していたと伝えた。

なお、キーウ・ポスト紙は、ウクライナにて最も古い英字週刊紙として知られる。1995年10月18日に米国人のジェッド・サンデン氏がキーウ(キエフ)にて創設。2002年には、インターネット版も開設され、ウクライナの政治、ビジネス、文化をウクライナ国内外に発信してきた。


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