ウクライナとスロバキアはノルド・ストリーム2のリスクにつき同見解=ゼレンシキー大統領
ウクルインフォルム
ウクライナとスロバキアは、欧州のエネルギー安全保障と独露間新天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」建設プロジェクトのリスクについて同じ見解を有している。
24日、ゼレンシキー大統領がブラチスラバ訪問中にチャプトヴァー・スロバキア大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、「私は、欧州エネルギー安全保障に関して私たちの間で共通の見解があることを嬉しく思う。ノルド・ストリーム2のようなプロジェクトが欧州連合(EU)、その団結にとっての長期的リスクをもたらすとの点でも同意している」と発言した。
同時に、ゼレンシキー大統領は、スロバキアに対して、ウクライナへの天然ガスの逆流供給につき謝意を伝えた上で、スロバキアとの間に、アジア欧州間の輸送路におけるウクライナの輸送能力を最大限活用するとの合意があると発言した。
ゼレンシキー大統領は、「私たちの国々は、西と東の間の重要な輸送の橋であり、私たちが前述の輸送路上に貨物を扱うマルチモーダル・ロジスティックセンターを作れば共通の立場が更に強化されるだろう」と発言した。
また、同日、クリクリー・インフラ相とスロバキアのドレジャル交通建設相は、「シルクロード経済ベルトの枠組みでの協力覚書」に署名している。
写真:大統領府